新年の願いを叶えるための脳科学メソッド - バスケ×SBTメンタルコーチのブログ@佐々木瑛

新年の願いを叶えるために――脳科学を活用した記憶と行動のコツ
感情を伴った記憶を作る
右脳を活用したイメージ記憶
習慣化で願いを「行動」に変える
年の終わりを見据えた願い事の立て方
まとめ

新年の願いを叶えるために――脳科学を活用した記憶と行動のコツ

新年を迎えると、多くの人が初詣に行き、願い事をしたり、新たな目標を立てたりします。この時期は、気持ちを新たにスタートを切る絶好の機会です。しかし、その願い事を一年後の大晦日まで覚えている人は、果たしてどれくらいいるでしょうか？

実は、人間の脳は「忘れる」ことを前提にした仕組みを持っています。これは、生きていく上で必要な情報だけを残し、それ以外の情報を整理してしまう、効率的な働きと言えます。しかし、この仕組みのせいで、せっかく立てた目標や願い事が日常の忙しさの中で埋もれてしまうことも少なくありません。

そこで、今年は「忘れない工夫」を取り入れて、新年の願いを実現するための行動につなげてみませんか？脳科学的なアプローチを用いることで、願いをしっかり記憶に刻み、日々の行動の指針にする方法をお伝えします。

感情を伴った記憶を作る

まず、人間の脳は「感情を伴った記憶」を忘れにくいという特性があります。たとえば、楽しい出来事や感動した瞬間は、何年経っても鮮明に覚えているものです。この特性を活かして、新年の願いを心に刻むためには、その願いが叶った瞬間の感情を想像することが効果的です。

願いが実現した時、自分はどのような気持ちになるでしょうか？その時の喜び、達成感、感謝の気持ちをできるだけ具体的に想像してみましょう。たとえば、「昇進する」という願いを立てた場合、それを達成した自分が周りから祝福され、心から喜んでいる姿を頭の中で思い描くのです。こうした感情の伴うイメージは、脳に深く刻まれるため、忘れにくくなります。

右脳を活用したイメージ記憶

次に、人間の脳の右脳と左脳の働きについて考えてみましょう。左脳は言語や論理的な思考を司り、右脳はイメージや感覚を担当しています。具体的な言葉だけで目標を記憶するよりも、右脳を活用したイメージ記憶を取り入れる方が、長く記憶に残ると言われています。

たとえば、「ダイエットを成功させたい」という願いを立てた場合、理想の体型をした自分の写真やイラストを用意し、目につく場所に貼るのも良い方法です。その写真を毎日見ることで、願いを常に意識し続けることができます。また、達成した時の自分の姿や状況を鮮明に想像し、ポジティブなイメージを膨らませてみましょう。

習慣化で願いを「行動」に変える

いくら感情を込めて願いを立てても、行動が伴わなければ、願いを叶えることはできません。願いを実現するためには、その願いを日々の行動に取り入れる仕組みが必要です。

たとえば、「毎日1時間勉強する」という目標を立てた場合、その時間を具体的にスケジュールに組み込んだり、達成した日はカレンダーに印をつけたりすることで、行動を習慣化することができます。また、達成した後の自分を想像しながら、小さな成功体験を積み重ねていくことも大切です。目標に向かう過程で得られる達成感は、さらに大きな目標に挑戦するモチベーションとなります。

年の終わりを見据えた願い事の立て方

新年に立てた願いを、大晦日まで持続させるためには、定期的な振り返りが欠かせません。たとえば、毎月1日に願い事を見直し、その進捗を確認する時間を設けると良いでしょう。この振り返りを通じて、進捗を可視化し、必要に応じて計画を修正していくことで、目標達成への道筋がより明確になります。

また、大晦日にその一年を振り返った時、自分が願いを達成できたかどうかを考えることで、次の年の目標設定にも役立ちます。一年を通じて目標に向き合うことは、自己成長を促す大切な機会です。

まとめ

新年の願いを実現するためには、感情とイメージを活用して脳に刻み込み、それを日々の行動につなげる仕組みを作ることが重要です。そして、一年を通じて願いを意識し続けることで、願いが現実となる可能性が高まります。私自身も昨年達成できたこともあれば、達成できなかったこともあります。私自身も気持ち新たに目標を達成するために日々顔晴っていきたいと思います。皆様も素晴らしい一年になる事を願っています。