バスケ×SBTメンタルコーチのブログ@佐々木瑛

大谷翔平選手も高校時代に学んだSBT(スーパーブレイントレーニング)でいつでもプラス思考に切り替えられる方法を発信します。

緊張をコントロールしてパフォーマンスを最大化!~「あがる」と「さがる」のバランス

 

緊張は、誰もが経験する感情であり、特に競技者やパフォーマーにとっては、そのパフォーマンスを左右する重要な要素です。緊張が適切に管理されていれば、集中力を高め、最高のプレーを引き出すことができます。しかし、緊張が過度になると、心拍数が上がり、思考が混乱し、パフォーマンスが低下してしまうこともあります。逆に、緊張が足りないと、やる気が出ず、集中力も欠けてしまいます。

「あがる」と「さがる」とは?

「あがる」とは、緊張が高まりすぎた状態を指します。心拍数の上昇、呼吸の浅さ、手足の震えなどが特徴です。この状態では、集中力が散漫になり、ミスが増えやすくなります。「さがる」は、逆に緊張が足りない状態です。やる気がなく、集中できない、または反応が鈍くなるなどの問題が生じます。どちらの状態も、パフォーマンスの低下につながるため、適切なバランスを保つことが重要です。

緊張をコントロールする具体的な方法

「あがる」状態の場合
  • 深呼吸や瞑想: 緊張を和らげ、心身をリラックスさせる効果があります。
  • 体の力を抜く: 全身の力を抜き、リラックス状態を作り出します。
  • イメージトレーニング: 成功イメージを頭に描き、自信を高めます。
  • ポジティブな自己暗示: 「自分はできる」と自分に言い聞かせ、モチベーションを維持します。
  • チームメイトやコーチとのコミュニケーション: 落ち着いて声をかけてもらい、安心感を得ます。
「さがる」状態の場合
  • アドレナリン分泌を促す: 軽い運動や高揚感のある音楽を聴くなど、活気を取り戻します。
  • 目標を明確にする: 目標を意識することで、やる気を高めます。
  • 過去の成功体験を思い出す: 自信を取り戻し、モチベーションを高めます。
  • 鼓舞するような言葉を自分にかける: 積極的な言葉で自分を奮い立たせます。

チーム全体の緊張管理

チームスポーツやグループパフォーマンスでは、個々のメンバーの緊張状態がチーム全体の雰囲気に影響を与えます。そのため、リーダーやコーチは、メンバーの状態を把握し、適切なサポートを行うことが重要です。

  • 個別の状況に応じた指導: メンバー一人ひとりの特徴や状態に合わせて、指導方法を調整します。
  • チーム全体の士気を高める: 共通の目標を設定したり、チームワークを強化する活動を行うなど、チーム全体のモチベーションを維持します。
  • 緊張を和らげるための環境づくり: 緊張を軽減できるような練習環境や雰囲気作りを行います。

緊張と上手く付き合うために

緊張は、決して悪いものではありません。むしろ、適切な緊張感は、パフォーマンスを向上させるために必要なものです。大切なのは、自分の状態を客観的に把握し、状況に応じて適切な対処法を取ることです。

  • 日頃からリラックスできる時間を確保する: 睡眠をしっかりとる、趣味を楽しむなど、心身をリフレッシュできる時間を作りましょう。
  • 栄養バランスの取れた食事を心がける: 体調管理は、パフォーマンスに大きく影響します。
  • 定期的な運動を行う: ストレス解消や体力向上に繋がります。
  • 自分なりのルーティンを作る: 試合前や本番前に必ず行うルーティンを持つことで、気持ちを落ち着かせることができます。

緊張は、私たちが成長するためのチャンスです。緊張と上手く付き合うことで、より高いレベルを目指し、目標を達成することができます。

まとめ

緊張は、パフォーマンスに大きな影響を与える感情です。しかし、適切なコントロール方法を身につけることで、緊張を味方につけることができます。自分自身の状態を客観的に把握し、状況に応じた対処法を取ることが、成功への第一歩です。緊張と上手く付き合い、最高の自分を引き出しましょう。

 

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