バスケ×SBTメンタルコーチのブログ@佐々木瑛

大谷翔平選手も高校時代に学んだSBT(スーパーブレイントレーニング)でいつでもプラス思考に切り替えられる方法を発信します。

真のプラス思考とは?楽観主義を超えて、成功を掴むための思考法

はじめに

「プラス思考」という言葉は、現代社会において非常に頻繁に耳にするようになりました。しかし、その「プラス思考」という言葉の裏側には、実は様々な誤解や勘違いが存在しています。

よくある誤解:プラス思考=楽観主義?

多くの人が「プラス思考」と聞くと、どんな状況でも楽観的に考え、常にポジティブな気持ちでいることだと捉えがちです。確かに、楽観的な思考は、私たちに勇気を与え、困難な状況を乗り越えるための力になります。しかし、この楽観主義が行き過ぎると、かえって問題を引き起こす可能性があるのです。

楽観主義が招く落とし穴

  • 危機管理の欠如: 楽観的な考え方に偏りすぎると、最悪の事態を想定することができなくなり、計画性の低い行動をしてしまうことがあります。
  • 目標のブレ: 最初に立てた目標を見失い、途中で諦めてしまう可能性も高まります。
  • 責任感の欠如: 問題が発生しても、それを軽視し、解決しようとしない態度に繋がることがあります。

真のプラス思考とは?

では、真のプラス思考とは一体どのようなものでしょうか?それは、「最悪の状況を想定した上で、最善の結果をイメージする」という考え方です。単なる楽観主義ではなく、現実的なリスクを認識しながらも、常に前向きな姿勢を保つことが重要です。

脳科学から見たプラス思考

人間の脳には、左脳と右脳という二つの異なる働きがあります。左脳は論理的な思考を司り、過去の経験や記憶に基づいて物事を分析します。一方、右脳は創造的な思考を司り、未来をイメージしたり、新たなアイデアを生み出したりします。

真のプラス思考を実現するためには、この両方の脳の機能をバランスよく活用することが大切です。左脳でリスクを予測し、右脳で目標を明確にすることで、より現実的で効果的な行動計画を立てることができるのです。

スポーツで考えるプラス思考

例えば、バスケットボールの試合で、なかなかシュートが決まらない状況に陥ったとします。この時、ただ「次は必ず入る!」と楽観的に考えるだけでは、焦りや不安が生じ、パフォーマンスが低下する可能性があります。

しかし、もし「もしシュートが入らなければ、チーム全体でディフェンスを強化し、相手チームの攻撃を阻止する」というように、最悪の事態を想定しておけば、冷静さを保ち、状況に対応することができます。

まとめ:プラス思考は、楽観主義を超えて

プラス思考は、単にポジティブな気持ちでいることではありません。それは、現実的なリスクを認識しながらも、最善の未来を描き、その実現に向けて行動することなのです。

真のプラス思考を身につけることで、私たちは困難な状況にも動じず、目標に向かって着実に進んでいくことができるでしょう。

 

 
 

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