バスケ×SBTメンタルコーチのブログ@佐々木瑛

大谷翔平選手も高校時代に学んだSBT(スーパーブレイントレーニング)でいつでもプラス思考に切り替えられる方法を発信します。

目標達成のための行動分析:ワクワクする目標に向かって進むために

前回は、目標設定をする際に「ワクワク」するかどうかが大切だとお話ししました。今回は、その「ワクワク」を目標達成に繋げるために、私たちの行動を4つのパターンに分けて分析し、目標達成に近づくためのヒントを探っていきましょう。

なぜ「ワクワク」が大切なのか?

SBTスーパーブレイントレーニングでは、受講者の方に「ワクワクしていること」を10個程度書き出してもらうことをお願いしています。しかし、中には、バスケットボール部に入っているにも関わらず、ゲームや旅行といった、目標達成とは直接関係のない趣味のことばかり書いてしまう方もいらっしゃいます。

これはなぜでしょうか?

それは、「ワクワク」の対象が、必ずしも目標達成につながる行動とは限らないからです。例えば、ゲームに夢中になることは楽しいかもしれませんが、バスケットボールのスキルアップには直接結びつきません。

行動を4つのパターンに分けて考えてみる

人間の行動は、大きく以下の4つのパターンに分けられます。

  1. 必要な行動に接近する: 目標達成のために必要な行動を積極的に行う(例:バスケットボールの練習をする)
  2. 必要な行動を回避する: 目標達成のために必要な行動を避ける(例:練習をサボる)
  3. 不必要な行動に接近する: 目標達成とは関係のない行動に時間を費やす(例:ゲームをする)
  4. 不必要な行動を回避する: 目標達成とは関係のない行動を控える(例:ゲームをする時間を減らす)

目標達成に近づくためには、①と④の行動を増やし、②と③の行動を減らすことが重要です。

自分の行動を分析してみよう

では、ご自身の行動をこの4つのパターンに当てはめて考えてみましょう。

  • あなたは、目標達成のために必要な練習を「ワクワク」しながら行っていますか? もし「嫌だな」「苦しいな」と感じているとしたら、②の「必要な行動を回避する」パターンに当てはまるかもしれません。
  • 目標達成とは関係のないことに、多くの時間を使ってしまっていませんか? もし、夜遅くまでゲームをしてしまい、睡眠時間を削っているようであれば、③の「不必要な行動に接近する」パターンに当てはまる可能性があります。

行動を変えることが目標達成の鍵

このように、自分の行動を分析することで、目標達成から遠ざかっている原因が見えてきます。そして、行動を変えることで、目標達成に近づけることができるのです。

例えば、バスケットボールの練習が「苦しい」と感じている人は、練習メニューを工夫したり、チームメイトと協力して練習に取り組んだりすることで、「楽しい」と思えるように工夫してみましょう。また、ゲームの時間を減らして、代わりに読書や運動をするなど、より有益な活動に時間を充てることも効果的です。

まとめ

今回は、目標達成のために、私たちの行動を4つのパターンに分けて分析する方法について解説しました。

  • 「ワクワク」する行動は、必ずしも目標達成につながるものではない
  • 目標達成には、①必要な行動に接近する、④不必要な行動を回避する、という行動を増やすことが重要
  • 自分の行動を分析し、行動を変えることで、目標達成に近づける

次回以降は、具体的な行動変容の方法について、さらに詳しく解説していきます。ご自身の目標達成のために、ぜひ参考にしてみてください。

 

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