バスケ×SBTメンタルコーチのブログ@佐々木瑛

大谷翔平選手も高校時代に学んだSBT(スーパーブレイントレーニング)でいつでもプラス思考に切り替えられる方法を発信します。

言葉による感情と思考の切り替え

はじめに

前回の記事では、私たちの脳が「入力」よりも「出力」を重視するという話をしました。

hisakky-mental.hatenablog.com

今回は、その出力の中でも重要な「言葉」に焦点を当て、言葉の力がどのように私たちの思考に影響を与えるのかを深掘りしていきます。

言葉は感情を引き出すトリガー

「できる」「ありがとう」といったポジティブな言葉を発すると、脳は過去のポジティブな記憶を呼び起こし、自然とプラスの感情が湧き上がってきます。逆に、「無理」「駄目だ」といったネガティブな言葉は、ネガティブな感情を引き出し、マイナス思考へと導いてしまいます。

言葉の落とし穴と対策

言葉の使い方には、いくつか注意すべき点があります。

  • 否定形の罠: 脳は否定形を理解することが苦手です。「失敗しないようにしよう」と意識すればするほど、失敗のイメージが強くなり、実際に失敗してしまう可能性が高まります。
  • 曖昧な言葉: 「~したい」「~できたらいいな」といった言葉は、夢や目標がない人が願望を描く際には有用ですが、「~したいけどできない」という半分諦めの感情を伴うため、夢や目標が定まっている人に対しては目標達成への意欲を弱めてしまいます。
  • 義務感の言葉: 「~しなければならない」といった言葉は、義務感やプレッシャーを生み出し、本来の力を発揮できなくします。

これらの言葉は、別の言葉に置き換えることで、より良い効果を得ることができます。例えば、

  • 否定形: 「失敗しないようにしよう」→「集中して取り組もう」
  • 曖昧な言葉: 「~したい」→「~する」
  • 義務感の言葉: 「~しなければならない」→「~しよう」

プラス思考を育む言葉の使い方

言葉の使い方を意識することで、よりプラスの感情を引き出し、思考をポジティブに変えることができます。

  • 断定的な言葉: 「できる」「必ず」「必ずや」といった言葉は、自信と行動力を高めます。
  • 感謝の言葉: 「ありがとう」という言葉は、人間関係を円滑にし、心の状態を穏やかにします。
  • 励ましの言葉: 自分自身や周囲の人々を励ます言葉は、モチベーションを高め、目標達成へと導きます。

まとめ

上記に説明した言葉は普段から何気なく使ってしまっていないでしょうか?言葉は脳の仕組みから言っても、私たちの思考や感情を大きく左右する力を持っています。日頃から言葉の使い方に注意し、より適切なプラスの言葉を選ぶように心がけることで、豊かな人生を送ることができるでしょう。

言葉は、私たちの思考を形作る魔法の杖です。 どんな言葉を選ぶかは、あなた次第。 今日から、言葉の力を使いこなして、より良い自分へと成長していきましょう。