脳は「出力」を信じている
「どうすればプラス思考になれるのだろう?」
そう悩んだ経験はありませんか? たぶん多くの人が、一度はそんな風に考えたことがあるのではないでしょうか。
プラス思考になろうと意識していても、ついついネガティブなことを考えてしまう。そんな経験も、きっとあるはずです。
でも、ご安心ください。実は、プラス思考になるためのヒントは、私たちの脳の仕組みの中に隠されています。
そのヒントは、「脳は入力よりも出力を信じる」ということです。
入力と出力、どちらが大切?
ここで、入力と出力という言葉の意味を整理しておきましょう。
- 入力:私たちが外界から得る情報や、心の中で考えていることです。例えば、「仕事がうまくいかない」「将来が不安」といったネガティブな思考も、入力に含まれます。
- 出力:私たちが言葉に出すこと、身体で表現すること、そして顔の表情です。例えば、「ありがとう」「できる」という言葉や、笑顔も、出力に含まれます。
なぜ、出力することが大切なの?
私たちの脳は、過去の経験と結びついた言葉や動作、表情を、ほぼ全て記憶しています。
例えば、「ダメだ」「無理」といった言葉を口にすると、その言葉を発した時のネガティブな感情が蘇り、たちまちマイナス思考に陥ってしまうのです。
逆に、「できる」「ありがとう」といったポジティブな言葉を口にすると、その言葉を発した時の喜びや感謝の気持ちが蘇り、プラス思考が生まれやすくなります。
入力よりも、出力をコントロールしよう
考えてみてください。
私たちの心に入ってくる情報や、思ってしまうこと(入力)を、完全にコントロールすることは難しいかもしれません。しかし、言葉に出すことや、身体で表現すること(出力)は、自分自身でコントロールできます。
つまり、出力をコントロールすることで、感情を生み出し、思考を変えることができるということです。
プラスの言葉で、心を満たそう
では、具体的にどのように出力をコントロールすれば良いのでしょうか?
- プラスの言葉を選ぶ:日常会話の中で、「ダメだ」「無理」といったネガティブな言葉を、「できる」「やってみよう」といった肯定的な言葉に置き換えてみましょう。
- 感謝の気持ちを言葉にする:感謝の気持ちを言葉にすることで、心の状態がポジティブに変わります。
- 笑顔を作る:笑顔は、心の状態を明るくし、周囲の人にも良い影響を与えます。
私も実際にこの原則を知ってから普段使ったいる言葉や動作、表情を意識することに よってプラス思考を保てるようになりました。
まとめ:プラス思考は、作ることができる
プラス思考は、生まれつきの才能ではありません。日々の心がけと行動によって、誰でも身につけることができるものです。
「脳は出力(言葉や行動)を信じる」という原則を心に留め、意識的にプラスの言葉や行動を心がけてみてください。きっと、あなたの心は少しずつポジティブに変わっていくはずです。
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