バスケ×SBTメンタルコーチのブログ@佐々木瑛

大谷翔平選手も高校時代に学んだSBT(スーパーブレイントレーニング)でいつでもプラス思考に切り替えられる方法を発信します。

脳の仕組みを活用して集中力を高める方法

なぜゲームに夢中になれるのに、勉強は続かないのか?

私たちは、好きなゲームなら何時間でも集中できるのに、苦手な勉強は30分も続かないという経験があるかもしれません。これは、脳の仕組みが大きく関わっています。

私たちの脳は、楽しいことや興味を引くことに対して報酬を与えるようにできています。この報酬物質として働くのが、ドーパミンです。ゲームなどで楽しい体験をした時、ドーパミンが分泌され、快感を感じます。これが、ゲームに夢中になれる理由です。

一方、勉強や仕事などの「やらなければならないこと」は、必ずしも楽しいとは限りません。これらの行動は、長期的な目標達成には重要ですが、即座に楽しいと感じられる報酬が少ないため、脳はドーパミンをあまり分泌しません。その結果、集中力が続かず、飽きてしまうことが多いのです。

脳の仕組みを活かして目標達成!

では、どうすれば目標達成に必要な行動を続けることができるのでしょうか?

1. 行動自体を楽しくする

  • ゲーミフィケーション: 勉強や仕事にゲームの要素を取り入れることで、モチベーションを高めることができます。例えば、勉強の進捗に応じてポイントを獲得し、一定のポイントが貯まるとご褒美がもらえる仕組みを作ると、学習が楽しくなります。
  • 小さな目標設定: 大きな目標を達成するためには、小さな目標を設定し、それをクリアするごとに達成感を味わうことが重要です。小さな成功体験を積み重ねることで、ドーパミンが分泌され、次の目標に向けてのモチベーションが高まります。

2. 集中力を高める環境作り

  • ポモドーロ・テクニック: 25分間の作業の後に5分間の休憩を取ることで、集中力を維持することができます。
  • 作業環境の整備: 静かな場所で作業する、必要な道具を手元に揃える、快適な椅子を用意するなど、環境を整えることで作業の効率が向上し、集中力が続くようになります。
  • 休憩中のリフレッシュ: 休憩中に好きなことをすることで、脳に対する報酬となり、次の作業に対するやる気が向上します。

3. 報酬を設定する

  • ご褒美: 目標達成後には、自分が本当に欲しいものを報酬として設定しましょう。
  • 過程における小さなご褒美: 目標達成までの過程で、小さな目標をクリアするごとに、自分にご褒美を与えることも効果的です。

具体的な例

例えば、英語の勉強が苦手な人が「英語の勉強を毎日1時間続ける」という目標を立てたとします。この場合、まずは小さな目標を設定し、例えば「毎日10分間英語の単語を覚える」とします。さらに、学習アプリを使って、覚えた単語の数に応じてポイントが貯まる仕組みを導入し、そのポイントが貯まると映画鑑賞などのご褒美を設定します。これにより、英語の勉強が楽しい活動に変わり、継続しやすくなります。

まとめ:脳の仕組みを理解して、目標達成を加速させよう!

脳の特性を理解し、目標達成に必要な行動を楽しいものに変えることで、長期的な目標も達成しやすくなります。ゲーミフィケーション、小さな目標の設定、休憩と報酬の活用、環境の整備など、さまざまな工夫を取り入れて、楽しく目標達成に向かって進んでいきましょう。

ポイント

  • 脳は楽しいことを好み、報酬を求める
  • 行動をゲームのように楽しみながら取り組む
  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 集中力を高める環境を作る
  • 報酬を設定してモチベーションを維持する

 

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