バスケ×SBTメンタルコーチのブログ@佐々木瑛

大谷翔平選手も高校時代に学んだSBT(スーパーブレイントレーニング)でいつでもプラス思考に切り替えられる方法を発信します。

目標設定の重要性:長期的な目標を見続ける

目先の勝利にとらわれず、長期的な視点を持つことの大切さ

人はどうしても目の前の利益にとらわれがちです。これは自然なことですが、短期的な利益を追求しすぎると、長期的な利益を得られないことがあります。この現象はビジネスや個人生活だけでなく、スポーツの世界でもよく見られます。今回は、バスケットボールを例にとって、長期的な成功を目指すための戦略的思考について考えてみましょう。

短期的な勝利と長期的な成長のバランス

バスケットボールチームが目の前の試合にすべて勝とうとすると、しばしば控え選手を使う機会が減ってしまいます。これは一見合理的に思えますが、長期的には大きなリスクがあります。控え選手を試合に出さないと、彼らが成長する機会を失い、最終的にはチーム全体の戦力が低下してしまいます。特に、シーズン後半や重要な大会での戦力不足は致命的です。

例えば、あるチームが毎試合、エースプレイヤーばかりを起用して短期的な勝利を積み重ねたとします。しかし、シーズンが進むにつれてエースは疲労し、怪我のリスクも高まります。その結果、シーズンの最終目標である大会でベストパフォーマンスを発揮できなくなる可能性が高まります。一方、控え選手を適度に起用し、経験を積ませることで、シーズン全体を通して安定したパフォーマンスを維持できるようになります。

長期目標設定と柔軟な戦略修正

このような状況を避けるためには、最終的な長期目標を明確に設定することが重要です。そして、その目標を達成するために、目の前の試合に一つ一つ丁寧に取り組む必要があります。目先の試合に勝つことだけに集中するのではなく、チーム全体の成長と準備を意識することが大切です。

例えば、シーズンの初めに「今シーズンの目標は全国大会で優勝すること」と設定した場合、毎試合の戦略もその目標に合わせて調整する必要があります。短期的な勝利を追求することも重要ですが、長期的な目標達成のために必要な経験やスキルを積むための試合も大切にするべきです。

挫折からの学びと冷静な判断

目の前の試合に負けると感情的になることもありますが、そこをじっとこらえることが長期的な成功には欠かせません。短期的な挫折に対して冷静に対応し、学びを得る姿勢が求められます。感情的になりすぎると、冷静な判断ができなくなり、結果としてチーム全体の戦略に悪影響を及ぼすことがあります。

例えば、大切な試合に負けた直後は誰でも落ち込みますが、その時こそチーム全体で冷静に振り返り、改善点を見つけることが必要です。このような姿勢を持つことで、次の試合に向けてより強く、より準備が整った状態で臨むことができるでしょう。

長期目標と短期目標のバランス

長期目標は基本的に変えない方が良いですが、短期目標については柔軟に修正しても構いません。これは、状況の変化や新たな課題に対応するために重要です。短期目標を柔軟に修正することで、常に最適な戦略を維持することができます。

例えば、シーズン途中でチームの状態や対戦相手の状況が変わった場合、当初の短期目標を見直し、より適切な目標に設定し直すことが有効です。このような柔軟性が、最終的な長期目標を達成するための鍵となります。

まとめ:長期的な視点を持つことの重要性

このように、短期的な利益にとらわれず、長期的な目標を見据えた戦略を立てることが重要です。目の前の試合に一つ一つ丁寧に取り組みながら、チーム全体の成長を促すことで、最終的な目標を達成する可能性が高まります。感情をコントロールし、短期目標を柔軟に修正することで、長期的な成功を手に入れましょう。

 

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