バスケ×SBTメンタルコーチのブログ@佐々木瑛

大谷翔平選手も高校時代に学んだSBT(スーパーブレイントレーニング)でいつでもプラス思考に切り替えられる方法を発信します。

スポーツにおける肯定的な言葉の重要性

否定語は逆効果?脳の働きとスポーツの関係

「緊張するな!」

スポーツの場面でよく耳にする言葉ですが、実はこの言葉、選手にとっては逆効果になっている可能性があります。なぜなら、私たちの脳は否定的な言葉よりも、肯定的な言葉に対して敏感に反応するからです。

脳が否定語を苦手とする理由

脳は、複雑な思考を司る器官です。しかし、否定語を含む文章を処理する際には、一度肯定的な意味を理解した上で否定するという、余計なステップが必要になります。このため、否定的な言葉は脳に余計な負荷をかけ、かえって逆の意味に捉えられてしまうことがあります。

具体的な例:緊張する場面での言葉掛け

  • NG例: 「緊張するな」「ミスするな」
  • OK例: 「リラックスして」「落ち着いて」「確実にパスを」

「緊張するな」という言葉は、脳が「緊張する」というイメージを強くしてしまう可能性があります。「リラックスしよう」という言葉であれば、脳はリラックス状態をイメージしやすくなります。

日常的な言葉掛けの重要性

コーチの言葉は、選手のモチベーションやパフォーマンスに大きな影響を与えます。普段からどのような言葉をかけているのか、一度振り返ってみましょう。

  • 具体的な指示を出す: 「ミスするな」ではなく、「確実にパスを回そう」のように、具体的な行動を指示することで、選手は迷わず行動できます。
  • 肯定的な言葉を使う: 「よくやった」や「素晴らしい」など、選手の頑張りを認める言葉は、自信に繋がります。
  • 態度や表情も大切: リラックスしてほしい時には、コーチ自身もリラックスした態度で接しましょう。

肯定的な言葉掛けの効果

選手に対する肯定的な声掛けは、以下の効果が期待できます。

  • 緊張の緩和: リラックスできる雰囲気を作り、パフォーマンス向上に繋がる。
  • 自己肯定感の向上: 自分の能力を信じ、積極的に行動できるようになる。
  • モチベーションの向上: 積極的に練習に取り組み、成長意欲を高める。

コーチの役割

コーチの役割は、選手が最大限の力を発揮できる環境を整えることです。そのためには、言葉の使い方に注意し、常に選手の立場に立って考えることが大切です。

まとめ

脳の特性を理解し、言葉の力を最大限に活かすことで、選手のパフォーマンスを向上させることができます。否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉で選手を励まし、自信をつけさせてあげましょう。

 

 
*参考になりましたら、下ののバナーをクリックして頂けると嬉しいです。